A. 理論上はあらゆる癌に有効ですが、実際には温めやすいもの・温めにくいもの様々です。また、施行病院によって様々ながんに対する治療の得手・不得手もあります。
これらのことを踏まえて上で、無作為試験で有効性を示されている疾患として、再発乳癌・メラノーマ(悪性黒色腫)・子宮頸癌・直腸癌・膀胱癌・頸部リンパ節転移などがあげられます。これら以外でも脳腫瘍・肺癌・食道癌・肝臓癌・膵臓癌など殆どの癌で、有効であった患者さんが多数報告されています。(白血病・リンパ腫など血液のがんはあまり報告がされていません)

A. 今のところ、がんに対して“必ず十分な加温ができる”装置は開発されておらず、ハイパーサーミアだけでがんが根治できるのは稀と考えられています。一般的には放射線治療や抗癌剤治療と組み合わせるのが一般的です。
十分な加温ができる装置を開発するべく、本学会には医師・技師をはじめとする医療関係者だけでなく、工学の専門家や機器メーカーも入会され、よりよい癌治療ができるよう努力しています。

A. 有効性が示されている再発乳癌や頸部リンパ節転移以外の転移がんや再発がんでも、効果的なことが多々あります。また、現状としてハイパーサーミアを受けられているおおくの方々が転移がんや再発がんとなっています。

A. 現在保険適応のあるハイパーサーミアはラジオ波あるいはマイクロ波をつかった局所・領域加温のみとなっております。保険点数は一連で深部加温では9000点(9万円)、浅部加温では6000点(6万円)となっております。
全身ハイパーサーミアは現在のところ自費診療となっていますので、施行施設にお問い合わせください。

A. ハイパーサーミアはどの病院でも行なっているわけではありません。近々当ホームページでも認定施設や認定医師などについて公開する予定です。保険治療で行っている施設の一部は「百万遍ネット」のホームページで公開されています(http://www.taishitsu.or.jp/hyperthermia/hyp5.html)のでこちらもご参照ください。

A. 年齢制限はありません。しかし、1時間近くかかるので、その間体位が保持できないと施行できません。

A. 体が温められると、熱ショック蛋白が産生されます。この熱ショック蛋白が産生されると熱に対して効きが悪くなるため(熱耐性)、もう一度加温してもなかなか癌細胞は死んでいきません。熱ショック蛋白は加温後72時間以内で消失しますので、一般的には週に1回もしくは2回のペースでハイパーサーミア治療を行なうのが普通です。

A. RFA;ラジオ波焼灼療法は近年、肝臓を中心に急速に行なわれるようになった治療方法です。この治療は、鉛筆の芯くらいの太さの針を腫瘍内に挿入し、ラジオ波を流して腫瘍を加温する方法です。一般的には直径が約3cmくらいまでの腫瘍が治療できるとされています。針を刺すだけですので、外科的治療法に比べて患者さんの負担が少ない治療法です。肝臓だけでなく肺や腎臓の腫瘍などに対しても行なわれるようになりつつあります。また、ラジオ波ではなくマイクロ波を使っている施設もあります。

ご注意

このWebでは一般社団法人日本ハイパーサーミア学会についての一般的な情報を提供しています。
症例や治療に関する個人的な電子メールならびに電話でのお問い合わせには、誠に恐縮ですが、一切お答えすることは出来ませんのであしからずご了承下さい。